鯉が窪湿原

鯉が窪湿原

海抜約550mに位置する鯉が窪は、広さ3.6haの「ため池」の上流部に0.9haの湿原が形成されている。
鯉が窪池は、元禄8年(1694年)に築造され、その後2度の大改修によって嵩上げされ現在に至っている。
この地域の谷部には多くの湿原が存在しており、中でも「鯉が窪湿原」は、古くから珍しい植物が生育していることが知られており、多くの研究者が訪れていた。これらの成果から、昭和27年(1952年)に岡山県の天然記念物に指定された。
一面に群生している植物は、オグラセンノウ、ビッチュウフウロ、ミコシギク等の特産草木を初め、オオミズゴケ、コタヌキモ、サギソウ、モウセンゴケ、キセルアザミ、ノハナショウブ等で、それぞれ群落を作って、一大盛観を呈し、その上にはハッチョウトンボが飛び交っている。湿生植物群落としては県下の代表的のものであり、群馬・福島・新潟の3県にまたがる高層湿地植物の群生地帯の尾瀬沼に対し、西の尾瀬と称されている。北方系や満鮮系の残存植物を始め、多彩な湿性植物が自生している西日本を代表する学術的に貴重な湿原である。


 

所在地:新見市哲西町矢田
種別:湿原
 主な保護体制:国指定天然記念物 ( 昭和55年3月6日)、保健保安林 80ha(昭和56年9月)
「自然 学術」
湿原植物の生態研究と湿原散策


鯉が窪湿原

オグラセンノウ(花期:7月から8月)

ミコシギク(花期:9月から10月)

ビッチュウフウロ(花期:8月から9月)


Loading
地図の中心へ
交通状況
自転車で行く
乗換