羅生門

羅生門

 新見高梁(たかはし)間の街道谷合(たにあい)を距(へだた)ること東方一里餘の高臺上(たかだいじょう)にあるを以て交通不便世人未だ周(あまねく)く之を知らざるも、神斧鬼鑿(しんふきさく)の大景は眞に驚くに堪へたり。其の第一門は西方に位し渓底にあり。蓋(けだし)數萬年の歳月の間、水蝕(すいしょく)作用のために穿(うが)たれしものなるべく、一大石橋(せっきょう)天空にかかり、高(たかさ)二十一間巾九間、橋上樹木茂生せるも小徑(こみち)ありて通ずるを得べし。橋下より仰ぎ見る景観を以て、最も優れりとす。 (中略) 羅生門附近に見る珍植物としてはギンバイサウ、クモノスシダ、十文字シダ、 (以下略) イハガラミ等ありて植物愛好家の興味を惹起(じゃっき)すること大なり。  「阿哲郡誌抜粋」


 所在地:新見市草間馬繋
種別:石灰石の奇岩(草間台のドリーネにできた巨大アーチ)
主な保護体制:国指定天然記念物・高梁川上流県立自然公園特別地域

「自然 歴史 学術」
・珍植物としてはギンバイ草、クモノスシダ、十文字シダ、イワガラミ、チョウジガマズミ、ヤマトレンギョウ他また、蘚苔類ではサガリヒツジゴケ、イギイチョウゴケ、昆虫では化石と言われるガロアムシや洞穴昆虫が棲息している。(鑑賞のみで採取厳禁)

参考
・ 羅生門とは平安京の正門。朱雀大路の南方正面の大門で、平安京の出入り口であった。また、能の一に、源頼光の臣渡辺綱が羅生門にすむ鬼神と闘ってその片腕を斬りおとすとある。さて草間の羅生門は、これらを踏まえ多分鬼が住んでいそうな処に見えたのであろうか。そこからこの名前がついたのではないかと推定されている。


羅生門

第1門

カルスト


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