剣山

剣山

 新見より峽谷を溯る五里にして千屋に入る。(中略)成地に至るや正面に鋭頭(えいとう)の尖峰天を衝(つ)いて聳(そび)ゆるを見る。之れ劍山(けんざん)にして中國山脈中の雄峰なると共に、千屋諸山中の美容たり。 (中略) 晩春麓(ふもと)の里既に雪を見ざるに山稜尚殘雪を止むるの景言(けいげん)はん方なし。 (中略) 登山最も容易にして展望の大觀之に及ぶものなし。 (中略) 山頂を極めて剣の先端に立たんか、山勢急峻十人を立たしむるの余地なし。北は大山の雄姿を望み、錦海(きんかい)夜見(よみ)湾をへだてて、夜見の半島・島根半島を見、雲烟模糊(うんえんもこ)の裡(うち)に眠れる如き隠岐の島山を望む。南は阿哲上川の諸岳を睥睨(へいげい)し、諸山皆伏して恭順(きょうじゅん)を表するが如し。花見・三日月の諸山高度に於いては勝る処あるも、山姿の秀麗にして崇高なる及ばざること遠し。 「阿哲郡誌抜粋」


 所在地:新見市千屋花見
種別:山(標高960.9m)
主な保護体制:保健保安林

「自然」
360度の展望、軽装登山可
※錦海夜見湾とは現在は美保湾、また夜見の半島は弓ヶ浜と称す。


剣山

 

山頂

秋の剣山


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